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「ARUM Factory365」(アルム株式会社)と機能連携開始のお知らせ

2024.07.08

プレスリリース

部品加工業者の材料見積・手配の業務を自動化し、業務工程時間を90%削減

この度、製造業向けにAIや業務自動化システム等を展開するアルム株式会社(本社: 石川県金沢市、代表取締役:平山 京幸、以下「アルム」)が提供する「ARUM Factory365」に、当社の「シンクスWEBサービス」を機能連携し7月中旬にリリースすることをお知らせいたします。

アルムは、3D CADデータを読み込むだけでAIがその形状解析結果をもとに加工工程を作成し、加工原価の把握とNCプログラムを自動生成するARUMCODE技術を搭載したソフトウェア「ARUM Factory365」を2023年7月にリリースしています。

この度「ARUM Factory365」の原価算出機能を補完するものとして、当社が運営する部品加工に必要な材料の見積・発注が出来るサービス「シンクスWEBサービス」と機能連携することで、材料の見積・手配にかかる工程時間を90%削減することができます。サービスリリースを通して、部品加工業者の更なるコスト削減や生産性向上を目指してまいります。

【機能連携の背景】 現在、製造業の就業者数は約20年間で157万人減少し1)人手不足が深刻化しています。その中で非鉄金属切断のサプライヤーとして加工業者の生産性向上と収益性改善を図るべく加工業者の業務内容を分析した結果、メーカーから発注された図面に基づき加工工程を作成する作業をはじめ、その加工費の見積もり作成、材料の仕入れ先から見積もり発注、NC加工機動作の為のプログラム作成など、加工前段階の業務において多くの工数を要しており、かつエキスパート人材にしか出来ない属人化している業務であることに気づきました。

当社はこれら業務を自動化することで加工業者への貢献に繋がると考え、パートナー企業を探しており製造業向けの加工プログラム自動生成AIアプリ「ARUMCODE」を展開しているアルムと出会い、2022年より加工業者の一助となるクラウドサービスの開発に取り組んでまいりました。1)厚生労働省 2022年版 ものづくり白書(令和3年度 ものづくり基盤技術の振興施策) https://www.mhlw.go.jp/content/000944612.pdf

【サービスの特徴】 従来の「ARUM Factory365」では、加工原価の把握とNCプログラムの自動化が可能となりますが、製品見積における正確な材料費の算出機能は搭載されておらず、間接業務の完全自動化の点で未だ課題がありました。

そこで、当社の材料見積もり機能と材料発注機能が搭載された「シンクスWEBサービス」を「ARUM Factory365」に連携することで、材料見積もりの即時取得を可能にし、加工費と材料費を合わせた製品原価の即時把握を実現します。また、必要な材料の発注もワンストップで簡単に出来るようになります。

実際に、図面10枚による平均工数を算出したところ、図面から材料システムへ材料仕様を転記入力し見積もりを取得後に加工時間を想定。その後部品の見積もりを作成し対話式のNCプログラムを生成に要いる時間は、以前であれば約70分/枚でしたが、機能連携することで約3分/枚の作業時間となることが分かりました。よって、加工業者の工数削減や加工リードタイムの減少に繋がります。(※当社調べ)

【今後の展望】 今回の機能連携を行うことで、部品コストの中の人件費依存の部分を大幅に削減できると考えています。そしてコストダウンを目的にした部品加工の海外流出を止め、日本国内のものづくり復興の為に、普及活動を展開していきます。

株式会社シンクスコーポレーション 代表取締役 郡司 克彦

◆システム概要 「ARUM Factory365」について

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